LP・HP制作 2026.04.28

LP改善でCVRが2倍になった事例3選|ファーストビュー・CTA・フォームの改善ポイント

「LPを作ったのに問い合わせが全然こない」「広告費をかけているのに成果が出ない」——そんな悩みを抱えている中小企業の担当者は少なくありません。多くの場合、問題は広告ではなくLP(ランディングページ)側にあります。

実は、LPのCVR(コンバージョン率)は改善の余地が大きく、適切な施策を打てばCVRが2倍以上になるケースも珍しくありません。ファーストビュー・CTA・フォームという3つのポイントを中心に改善するだけで、広告費を増やさずに成果を最大化できます。

この記事では、実際にLP改善でCVRを大幅に向上させた3つの事例を詳しく解説します。各事例の施策内容・改善のポイント・成果データを具体的に紹介するので、自社のLP改善にすぐ活かせる内容です。

LPのCVRが低い原因とは?課題の背景

LP(ランディングページ)は、広告やSNSから流入したユーザーを「問い合わせ」「購入」「資料請求」などのアクションへ誘導するページです。しかし、多くの企業でCVRが業界平均の1〜3%を大きく下回り、広告費だけが消えていく状況が続いています。

多くの企業が見落としている3つの問題点

LP改善の現場で頻繁に見られる課題には、共通したパターンがあります。次の3つを確認してください。

問題 1ファーストビューでユーザーの興味を引けていない

LPに訪問したユーザーの約70%が最初の3秒で離脱すると言われています。ファーストビューのキャッチコピーや画像がターゲットの悩みに刺さっていない場合、どれだけ良いコンテンツが下にあっても読まれません。

問題 2CTAのタイミングとデザインが最適化されていない

「お問い合わせはこちら」というCTAボタンは、文言・色・配置場所によってクリック率が2〜5倍変わることが研究で示されています。曖昧な文言や目立たない配置は、ユーザーのアクションを阻害します。

問題 3フォームの入力項目が多すぎて離脱される

フォームの入力項目が増えるほど離脱率は上昇します。入力項目を11個から4個に減らすだけでCVRが120%改善したというデータもあります。「必要な情報だけ取る」設計が重要です。

CVR改善で得られる具体的な効果

CVR改善の最大のメリットは、広告費を増やさずに成果を増やせる点にあります。

📊 比較データ

指標 改善前 改善後
月間訪問者数 1,000人 1,000人(同じ)
CVR 1% 2%
月間コンバージョン数 10件 20件
CPA(広告費÷CV数) 50,000円 25,000円

CVRが2倍になれば、同じ広告費でも成果は2倍。逆に言えば同じ成果を半分の広告費で達成できることになります。LP改善は、もっとも費用対効果の高いマーケティング施策のひとつです。

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CVR改善事例3選|ファーストビュー・CTA・フォームの改善実例

ここでは、実際にLP改善でCVRを大幅に向上させた3つの事例を紹介します。各事例のビフォー・アフターと施策の詳細を参考に、自社の改善に活かしてください。

事例1:ファーストビュー改善でCVRが2.3倍になったコスメ通販LP

事例 1コスメ通販LP|CVR 0.8% → 1.84%(2.3倍)

業種:化粧品・コスメ通販 / 改善期間:3ヶ月

改善前の課題:Instagram広告からの流入は月間5,000人と多いものの、CVRが0.8%と業界平均の半分以下にとどまっていました。ヒートマップ分析で確認すると、大半のユーザーがファーストビューで離脱していることが判明。

施策の詳細:

  • キャッチコピーの変更:「美白・うるおいケア」という機能訴求から「40代の乾燥肌が1週間で変わる」という具体的なベネフィット訴求に変更
  • ヒーロー画像の差し替え:商品画像中心から「ビフォーアフターの肌写真」へ変更。実際のユーザーの変化を視覚的に伝える構成に
  • 社会的証明の追加:「累計販売15万本突破」「★4.8(2,304件のレビュー)」をファーストビューに配置

📌 ポイント

ファーストビューで「誰のためのページか」「何が得られるか」「信頼できるか」の3つを3秒で伝えることが、CVR改善の最大の近道です。

結果:改善から8週間後にCVRが1.84%へ上昇し、月間コンバージョン数が23件から92件へ4倍以上に増加。広告費は据え置いたままCPAが大幅に改善されました。

事例2:CTAの文言・色・配置を最適化してCVRが1.8倍になったBtoB SaaS

事例 2BtoB SaaSの資料請求LP|CVR 1.2% → 2.16%(1.8倍)

業種:BtoBクラウドサービス / 改善期間:2ヶ月

改善前の課題:月間3,000人が訪問しているにもかかわらず、資料請求数が月36件(CVR1.2%)にとどまっていました。Google広告のキーワードやターゲティングに問題はなく、LP側の改善が急務と判断されました。

施策の詳細:

  • CTA文言の変更:「資料請求はこちら」→「無料で3分で届く資料を今すぐ受け取る」へ変更。スピード感と手軽さを強調
  • ボタン色の変更:白背景に薄いグレーボタンから、コントラストの高いオレンジボタンへ変更。スクロール追随型の固定CTAも追加
  • CTAの配置増加:LPの下部1箇所のみだったCTAを、ファーストビュー直下・コンテンツ中盤・最下部の3箇所に配置
  • マイクロコピーの追加:CTAボタン下に「登録不要・3営業日以内にメール送付」という安心感を与えるテキストを追加

⚠️ 注意

CTAを増やしすぎると「売り込み感」が出てしまい、逆効果になることもあります。適切な配置箇所はLP全体の長さや内容によって異なります。3〜4箇所が目安で、コンテンツの区切りに自然に配置することが重要です。

結果:改善後6週間でCVRが2.16%へ向上し、月間資料請求数が36件から65件へ増加。特にスクロール追随型CTAからのコンバージョンが全体の31%を占め、コンテンツを読み進めたユーザーの獲得に効果的でした。

事例3:フォーム最適化(EFO)でCVRが2.1倍になったリフォーム会社

事例 3リフォーム会社の無料見積りLP|CVR 1.4% → 2.94%(2.1倍)

業種:住宅リフォーム / 改善期間:6週間

改善前の課題:LPのCTAボタンのクリック率自体は高いものの、フォームへの遷移後に65%が離脱していることがGA4のデータから判明。フォームに問題があると特定しました。

施策の詳細:

  • 入力項目の削減:「会社名・FAX番号・ご予算・リフォームの背景」など不要な項目を削除し、14項目→6項目へ削減
  • フォームのデザイン改善:エラーメッセージをリアルタイムで表示(送信後にまとめて表示する旧設計を廃止)
  • プログレスバーの追加:「ステップ1/3」のような進捗表示を追加し、完了への心理的ハードルを下げる
  • 電話番号を任意に変更:必須だった電話番号を任意に変更し、メールアドレスのみで送信可能に

💡 ポイント

「情報は営業活動に必要だから全部取りたい」という考えはよく理解できますが、フォームの入力完了率を上げることが最優先です。電話番号など抵抗感の高い項目は任意にするだけでCVRが大きく改善します。

結果:フォーム改善から4週間でCVRが2.94%へ上昇。月間問い合わせ数が28件から59件へ増加しました。さらに、フォーム入力完了率も35%から71%へ改善され、CTAクリックからの取りこぼしが大幅に減少しました。

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3事例に共通する成功のポイント

3つの事例を振り返ると、業種やサービスは異なっていても、CVR改善に成功した企業には共通したアプローチがありました。

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データを起点にした課題の特定

3事例のいずれも、「なんとなくデザインが古い」「競合よりかっこよくしたい」という感覚的な判断からではなく、GA4やヒートマップのデータをもとに具体的なボトルネックを特定することから改善がスタートしています。

データ分析で見るべき指標は以下の通りです。

  • 直帰率・滞在時間:ファーストビューで離脱しているかを確認
  • スクロール深度:どの位置まで読まれているかを把握
  • CTAのクリック率:ボタンが機能しているかを検証
  • フォーム離脱率:どの入力項目で離脱しているかを特定

📌 ポイント

無料で使えるMicrosoft ClarityやGA4のファネル分析機能で、ユーザーがどこで詰まっているかが明確にわかります。まずはこれらのツールを導入し、1〜2週間データを収集することから始めましょう。

ユーザーの心理に寄り添った訴求設計

CVR改善に成功した事例に共通しているのは、「作り手視点」から「ユーザー視点」へのシフトです。

事例1のコスメ通販では「機能の説明」から「使用者の変化」へ、事例2のBtoB SaaSでは「サービス名の訴求」から「手軽さと速さ」へと視点を切り替えることで、ユーザーが感じる価値が明確に伝わるようになりました。

LP改善では常に「このページを見ているユーザーは何に悩んでいて、何を求めているか」という問いを持つことが重要です。

小さな変更から始めるABテストの徹底

3事例とも、大規模なリニューアルではなく特定の要素を一つずつ変更してABテストし、効果を検証しながら改善を積み重ねています。

一度に複数の要素を変えると、どの変更が効果をもたらしたかが不明になります。「ファーストビューのコピーだけ変える」「CTAの色だけ変える」という単変数テストを繰り返すことで、再現性のある改善ナレッジが蓄積されます。

❌ よくある失敗

「どうせ変えるならフルリニューアル」と考え、デザイン・コピー・構成を一気に変えてしまうと、何が効いたかわからなくなります。また、制作コストと時間がかかりすぎて改善サイクルが遅くなる原因にもなります。

自社LPに応用するための改善ステップ

事例で紹介した改善手法を自社に取り入れるには、どのような手順で進めればよいでしょうか。実践的な3ステップを解説します。

Step1:現状のCVRとボトルネックを把握する

まず、GA4でLP単位のCVRを計測できているか確認します。コンバージョンイベント(フォーム送信や電話タップ)が正しく設定されていない企業は意外と多く、まず計測の精度を確認することが大前提です。

次に、Microsoft ClarityやHotjarなどの無料ヒートマップツールを導入し、1〜2週間データを収集。スクロール深度とクリックマップから、ユーザーがどこで迷っているかを特定します。

💰 CVR改善の効果試算

現在のCVR 1% → 改善後 2% = 成果2倍

広告費10万円・訪問者1,000人の場合:月10件 → 月20件に増加、CPAは10,000円から5,000円へ半減

Step2:優先度の高い改善箇所を特定する

ボトルネックが特定できたら、改善効果が大きい順に優先度を決めます。一般的な優先順位は以下の通りです。

  1. ファーストビュー(最優先):ここで離脱が起きていると後続のコンテンツは無意味。直帰率が60%超なら即改善
  2. フォーム(次点):CTAのクリック率は高いのにCVが少ない場合、フォームに問題あり
  3. CTA配置・文言(3番目):スクロール深度は深いがCTAのクリックが少ない場合
  4. コンテンツの質・順序(4番目):上記3つが改善済みの場合に取り組む

Step3:ABテストで効果を検証し、改善サイクルを回す

Google Optimize(現在はGA4のABテスト機能)やVWOなどのツールを使い、1つの要素を変えたABテストを2〜4週間実施します。統計的有意差が出るまでは結論を出さず、十分なサンプル数(最低でも各バリアント100コンバージョン以上)が集まってから判断します。

📌 ポイント

ABテストは一度で終わりではありません。「勝ったバリアントを新しいベースに、次のテストを実施する」というサイクルを繰り返すことで、CVRは継続的に向上していきます。WEB FLEEKのLP改善支援では、このPDCAサイクルを代行し、データドリブンな改善を実現しています。

まとめ

LP改善でCVRを向上させた3つの事例を紹介しました。改善の要点を整理します。

  • ファーストビュー:機能訴求からベネフィット訴求へ。社会的証明をファーストビューに配置する
  • CTA:文言・色・配置場所を最適化。スクロール追随型CTAの追加が効果的
  • フォーム:入力項目を最小化し、プログレスバーや電話番号の任意化でハードルを下げる
  • 共通のアプローチ:データで課題を特定し、単変数ABテストで検証しながら改善サイクルを回す

LP改善は、広告費を増やさずに成果を最大化できる最も費用対効果の高い施策です。「どこから手をつければいいかわからない」という方は、まずGA4とヒートマップツールを導入してデータを収集するところから始めてみてください。

WEB FLEEKでは、LP改善・CVR改善の専門サポートを無料相談から受け付けています。データ分析からABテスト設計・制作まで一気通貫でご支援しますので、お気軽にご相談ください。

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よくある質問(FAQ)

Q. LP改善にはどのくらいの期間で効果が出ますか?

ABテストを実施する場合、統計的有意差が出るまでに通常2〜4週間かかります。ファーストビューの改善やCTAの最適化など、変更の影響が大きい施策であれば1〜2週間で効果の傾向が見えてきます。ただし、月間訪問者数が少ない場合はサンプル数が集まるまでに時間がかかるため、最低1ヶ月は様子を見ることをおすすめします。

Q. LP改善とリニューアルはどう違うのですか?

LP改善は、既存のLPの特定要素(ファーストビュー・CTA・フォームなど)をデータに基づいて最適化することです。フルリニューアルに比べて低コスト・短期間で実施でき、効果を数値で確認しながら進められます。一方、デザインが著しく古かったりブランドイメージを刷新したい場合はリニューアルが有効です。まず改善で試し、効果が限界に達したときにリニューアルを検討するのが費用対効果の面で最適です。

Q. LP改善のABテストは専門知識がないとできませんか?

GA4のABテスト機能や無料のGoogle Optimizeは、コーディング不要でテキストや色の変更テストができるため、専門知識がなくても始められます。ただし、テスト設計(仮説の立て方・サンプル数の計算)や結果の解釈には統計的な知識が必要なため、代理店やコンサルタントに依頼するとより精度の高い改善が期待できます。

Q. LP改善と広告運用の最適化はどちらを先にやるべきですか?

LP改善を先に行うことをおすすめします。CVRが低いまま広告費を増やしても、成果は比例して増えません。まずLPのCVRを改善してCPAを下げ、その後に広告予算を拡大するほうが費用対効果が高くなります。目安としては、CVRが1%未満の場合はLP改善を最優先にしてください。

Q. LP改善をプロに依頼する費用はどのくらいかかりますか?

LP改善(部分修正・ABテスト設計・データ分析)を代理店に依頼する場合、月額5万〜20万円程度が相場です。フルリニューアルとなると30万〜100万円以上かかりますが、改善であれば低コストで始められます。WEB FLEEKでは、まず無料相談でLP診断を実施し、費用対効果の高い改善プランをご提案しています。


この記事はWEB FLEEKが執筆・監修しています。LINE公式アカウント構築・広告運用・LP制作・動画制作まで、デジタルマーケティングをワンストップでサポートしています。

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