この記事の目次
「全員に同じメッセージを送っているのに反応が薄い」「配信するたびにブロック数が増える」——その原因はセグメント配信を使っていないことにあります。
📊 ポイント
Lステップのセグメント配信を活用すれば、「20代女性のリピーター」「3ヶ月来店していない休眠顧客」「スキンケアに興味がある人」など、条件に合った友だちだけにピンポイントでメッセージを届けられます。一斉配信のCTR(クリック率)が3%なのに対し、セグメント配信は8〜15%と2〜5倍の効果を発揮します。
本記事では、Lステップのセグメント配信で使える条件の種類、業種別のテンプレート、具体的な設定手順までをステップバイステップで解説します。
▶ 関連記事|マーケティング
セグメント配信とは?一斉配信との決定的な違い
一斉配信の限界とセグメント配信のメリット
一斉配信は、すべての友だちに同じメッセージを送る方法です。手軽に実行できる一方で、以下のデメリットがあります。
- 関心のない人にもメッセージが届く→ ブロック率の上昇
- メッセージ通数を無駄に消費する→ コストの増大
- パーソナライズができない→ 「自分には関係ない」と思われる
📌 ポイント
セグメント配信は、これらの問題をすべて解決します。特定の条件に合致する友だちだけに配信するため、「自分に向けられたメッセージだ」と感じてもらえ、開封率・クリック率・CVが大幅に向上します。
📊 ポイント
実際のデータを見ると、セグメント配信は一斉配信と比較して、CTR(クリック率)が2.8倍、CV率が1.9倍、ブロック率が60%低下という結果が出ています。
メッセージ通数の節約効果
セグメント配信のもう一つの大きなメリットが、メッセージ通数の節約です。
📊 ポイント
例えば、友だち1,000人のアカウントで一斉配信すると1,000通を消費します。しかし、セグメント配信で対象者を200人に絞れば200通で済みます。同じ予算で5倍の配信回数を実現でき、よりきめ細かなコミュニケーションが可能になります。
📌 ポイント
LINE公式アカウントのライトプラン(月5,000通)でも、セグメント配信を活用すれば友だち2,000〜3,000人規模の運用が可能です。
Lステップで使える5つのセグメント条件
条件①②:タグとスコアによるセグメント
条件①:タグ
最も基本的なセグメント条件です。友だちに付与されたタグの「有無」で絞り込みます。
- 「興味_SEO対策」タグが付いている → SEO関連の記事を配信
- 「行動_購入完了」タグが付いている → リピート促進クーポンを配信
- 「ステータス_VIP」タグが付いている → VIP限定セールを先行案内
複数タグの「AND条件」(AかつB)「OR条件」(AまたはB)の組み合わせも可能です。「興味_美容 AND 行動_3回以上来店」のように精密なターゲティングができます。
条件②:スコア
ユーザーの行動にポイントを付与し、合計スコアで絞り込む方法です。
- リンククリック:+5点
- クーポン使用:+10点
- 予約完了:+20点
- 購入完了:+30点
スコア50点以上の「ホットリード」に優先的にオファーを配信することで、CV率を最大化できます。
条件③④⑤:友だち情報・経過時間・シナリオ状況
条件③:友だち情報(カスタムフィールド)
友だち情報欄に保存された値で絞り込みます。「累計購入金額が50,000円以上」「最終来店日が60日以上前」「居住エリアが東京都」のような条件を設定できます。
条件④:友だち追加からの経過時間
「友だち追加から30日以内」「友だち追加から90日以上」のように、友だち歴でセグメントします。新規友だちにはウェルカムオファー、長期友だちにはロイヤルティプログラムの案内、という使い分けが効果的です。
条件⑤:シナリオの進行状況
「メインシナリオの5通目まで読了済み」「シナリオ完了後CVなし」のように、ステップ配信の進行度でセグメントします。シナリオを最後まで読んだがCVしなかったユーザーには、別のアプローチ(電話フォロー、追加オファー)を用意できます。
業種別セグメント配信の設計テンプレート
飲食店のセグメント配信設計
- 平日限定クーポン → 「過去に平日来店したことがある」タグの友だちに配信
- ランチ新メニュー → 「ランチ利用」タグの友だちに11時に配信
- 飲み放題プラン → 「宴会利用」タグの友だちに金曜17時に配信
- 休眠復帰クーポン → 「最終来店から60日以上」の友だちに配信
美容サロンのセグメント配信設計
- カラーキャンペーン → 「施術_カラー」タグの友だちに配信
- リタッチリマインド → 「前回来店から21日以上」の友だちに配信
- 新メニュー案内 → スコア30以上の「アクティブ友だち」に先行案内
- VIP限定 → 「累計来店5回以上」の友だちに特別クーポン
ECサイトのセグメント配信設計
- カテゴリ別新作案内 → 「購入カテゴリ_トップス」タグの友だちにトップス新作を配信
- カゴ落ちフォロー → 「カゴ落ち」タグ+「24時間以内」の友だちに配信
- 誕生日クーポン → 「誕生月」が今月の友だちに配信
- 再購入リマインド → 消耗品の「前回購入から30日以上」の友だちに配信
セグメント配信の設定手順と注意点
▶ 関連記事|マーケティング
Lステップでのセグメント配信の設定手順
Lステップでセグメント配信を行う手順は以下の通りです。
- Lステップ管理画面の「一斉配信」を開く
- 「新規作成」をクリック
- 「配信先」の設定で「絞り込み配信」を選択
- 条件を設定(タグ、友だち情報、スコアなどを組み合わせ)
- 配信内容(テキスト、リッチメッセージなど)を作成
- 配信日時を設定(即時 or 予約配信)
- テスト送信で内容を確認
- 配信を確定
条件設定では「AND条件」と「OR条件」を組み合わせることで、非常に精密なターゲティングが可能です。
セグメント配信で避けるべき3つのNG
NG①:セグメントを細かくしすぎる
対象者が10人以下になるまで絞り込むと、データの信頼性が低くなります。最低でも50人以上の対象者を確保できるセグメント設計にしましょう。
NG②:セグメントの重複を放置する
「VIPクーポン」と「リピーター感謝クーポン」の対象者が重複していると、1人に2通のクーポンが届いてしまいます。配信前に「この友だちは他のセグメント配信の対象になっていないか」を確認する習慣をつけましょう。
NG③:セグメント配信の効果を測定しない
セグメント配信ごとのCTR、CV数、ブロック数を記録し、「どのセグメント×どのコンテンツ」の組み合わせが最も効果的かを継続的に検証しましょう。Lステップの「URL管理」機能を使えば、配信ごとのクリック数を正確に計測できます。
まとめ
Lステップのセグメント配信で押さえるべきポイントをまとめます。
- 一斉配信からセグメント配信に切り替えるだけでCTRが2〜5倍に向上
- 5つの条件(タグ、スコア、友だち情報、経過時間、シナリオ状況)を使いこなす
- 業種に合ったテンプレートを参考に、自社のセグメント設計を行う
- 対象者50人以上を確保しつつ、重複配信を避ける
- 配信ごとの効果を測定し、勝ちパターンを蓄積する
セグメント配信はLステップの真骨頂です。「全員に同じメッセージ」から卒業し、「一人ひとりに最適なメッセージ」を届けることで、LINE公式アカウントの売上貢献度は劇的に向上します。
株式会社WEB FLEEK|中小企業のデジタルマーケティング支援に特化。LINE・広告・LP・SNSを組み合わせた集客設計で、限られた予算でも成果を出す仕組みづくりをサポートしています。
よくある質問(FAQ)
Q. セグメント配信はLINE公式アカウントの標準機能でもできますか?
LINE公式アカウントの標準機能でも性別、年代、エリア、友だち期間による基本的な絞り込みは可能です。ただし、購入履歴やスコア、カスタムタグによる高精度なセグメントはLステップ等の外部ツールが必要です。本格的にセグメント配信で成果を出したいなら、Lステップの導入をおすすめします。
Q. セグメント配信に必要な最低友だち数はどのくらいですか?
セグメント配信の効果を実感するには、最低でも友だち300人以上が目安です。300人を2〜3セグメントに分割すると、各セグメント100人程度となり、CTRやCV率の比較が統計的に意味を持つ規模になります。友だち100人以下の段階では、まず友だち獲得に注力しましょう。
Q. セグメントの分け方がわからない場合はどうすればいいですか?
まずは「購入回数」で分けるのが最もシンプルで効果的です。「未購入」「1回購入」「2回以上リピート」の3セグメントだけでも、一斉配信に比べて大幅な改善が期待できます。データが蓄積されてから、興味カテゴリやスコアベースの細分化に進みましょう。