この記事の目次
「LINE友だちは増えているけれど、どのチャネルから来た友だちが売上に貢献しているかわからない」——この悩みを解決するのがLステップの流入経路分析機能です。
📌 ポイント
Instagram経由の友だちと店舗POP経由の友だちでは、その後の購買行動が全く異なります。流入経路を正確に把握し、経路別のCVR(コンバージョン率)を比較することで、「最も費用対効果の高い集客チャネル」にマーケティング予算を集中投下できるようになります。
📌 ポイント
本記事では、Lステップの流入経路分析の設定方法から、経路別CVR比較の実践、さらに流入経路に応じた自動シナリオの構築方法まで解説します。
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流入経路分析とは?なぜLINE集客に不可欠なのか
LINE公式アカウント標準機能では流入経路がわからない
LINE公式アカウントの標準機能では、友だち追加された際に「誰がどこから来たか」を判別する方法がありません。Webサイトからの追加も、店舗POPからの追加も、SNSからの追加も、すべて同じ「新しい友だち」として記録されるだけです。
これは、GoogleアナリティクスでいうUTMパラメータがない状態と同じ。広告費をかけてInstagramで集客しているのに、その友だちが実際に購入したかどうかを追跡できないのです。
流入経路分析で実現できる3つのこと
Lステップの流入経路分析機能を使うと、以下の3つが可能になります。
- チャネル別の友だち獲得数を可視化:Instagram、Webサイト、店舗POP、広告、紹介……それぞれの経路から何人が友だちになったかを正確に把握
- 経路別のCVR(コンバージョン率)を比較:どの経路から来た友だちが最も購入・予約に至っているかをデータで証明
- 流入経路に応じた自動アクション:経路別に異なるあいさつメッセージ、タグ、シナリオを自動で実行
Lステップの流入経路分析機能の設定手順
経路別の友だち追加URLを発行する
Lステップの流入経路分析は「経路別に異なるQRコード/URLを発行する」仕組みです。設定手順は以下の通りです。
- Lステップ管理画面の「流入経路分析」を開く
- 「新規作成」をクリック
- 経路名を入力(例:「Instagram_プロフィール」「店舗POP_レジ横」「Web_記事内バナー」)
- 友だち追加時のアクションを設定(タグ付与、あいさつメッセージ、シナリオ起動など)
- 保存すると、この経路専用のQRコードとURLが発行される
- 発行されたQRコード/URLを各チャネルに設置
発行する経路の推奨リストは以下の通りです。
- Web系:Webサイトヘッダー、ブログ記事内、LP、ポップアップ
- SNS系:Instagramプロフィール、Instagramストーリーズ、X(Twitter)、TikTok
- 広告系:LINE広告、Meta広告、Google広告
- オフライン系:店舗POP(レジ横)、テーブルPOP、チラシ、名刺、イベント会場
- その他:メルマガ、紹介経由、QRコード付き商品パッケージ
経路ごとにタグを自動付与する設定
各経路の「友だち追加時アクション」に、経路を識別するタグを自動付与する設定を必ず入れましょう。
- Instagram経由 → 「流入_Instagram」タグを付与
- 店舗POP経由 → 「流入_店舗POP」タグを付与
- LINE広告経由 → 「流入_LINE広告」タグを付与
このタグがあることで、後からセグメント配信や分析に活用できます。タグの命名規則は「流入_チャネル名」で統一し、管理しやすくしておきましょう。
経路別のCVR比較とマーケティング予算の最適化
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経路別レポートの見方と分析のポイント
Lステップの流入経路分析画面では、経路ごとの以下のデータを確認できます。
- 友だち追加数:各経路からの総追加数
- 有効友だち数:ブロックしていないアクティブ友だち数
- ブロック率:経路ごとのブロック率(質の指標)
- CV数:各経路から追加された友だちの予約/購入数(タグで追跡)
分析で特に注目すべきは「CVR(CV数÷友だち追加数)」です。例えば以下のようなデータが得られたとします。
- Instagram経由:追加300人、CV6件、CVR 2%
- 店舗POP経由:追加150人、CV18件、CVR 12%
- LINE広告経由:追加200人、CV10件、CVR 5%
- Webサイト経由:追加100人、CV4件、CVR 4%
📊 ポイント
このデータから「店舗POP経由の友だちのCVRはInstagram経由の6倍」ということがわかります。つまり、店舗での声がけ・POPの設置を強化すれば、最も効率的にCVを増やせるという判断ができるのです。
CPA(獲得単価)を経路別に算出して予算配分を最適化
各経路にかかっているコストを把握し、経路別のCPA(顧客獲得単価)を算出しましょう。
- Instagram経由:コスト0円(オーガニック運用)、CV6件 → CPA 0円
- LINE広告経由:月5万円、CV10件 → CPA 5,000円
- 店舗POP経由:POP制作費3,000円(初回のみ)、CV18件 → CPA ほぼ0円
💰 ポイント
このように経路別CPAを比較すると、「LINE広告は月5万円かけてCPA5,000円。店舗POPはコストほぼゼロでCVRも最高。まず店舗施策を徹底してから、余裕があればLINE広告を拡大する」という合理的な意思決定が可能になります。
流入経路別に異なるシナリオを自動実行する方法
経路別あいさつメッセージの出し分け
流入経路に応じてあいさつメッセージを変えることで、友だち追加直後の体験をパーソナライズできます。
- Instagram経由:「Instagramをご覧いただきありがとうございます!フォロワー限定の特典をご用意しました」
- 店舗POP経由:「ご来店ありがとうございます!次回使える500円OFFクーポンをお送りします」
- 広告経由:「広告をご覧いただきありがとうございます!まずは無料の○○ガイドをプレゼントします」
- 紹介経由:「ご紹介ありがとうございます!紹介特典として○○をプレゼントします」
設定方法は、各流入経路の「友だち追加時アクション」で、それぞれ異なるあいさつメッセージのテンプレートを指定するだけです。
経路別シナリオの分岐設計
あいさつメッセージだけでなく、その後のステップ配信シナリオも経路別に分岐させると、より精度の高いナーチャリングが実現できます。
広告経由のシナリオ(初見のユーザー向け)
- Day 0:自社紹介+無料コンテンツ提供
- Day 2:サービスの特徴・強み
- Day 4:お客様の声・実績紹介
- Day 7:初回限定オファー
店舗POP経由のシナリオ(来店客向け)
- Day 0:来店お礼+クーポン
- Day 3:関連商品/サービスの紹介
- Day 14:リピート来店の促進
- Day 30:「お久しぶり」リマインド
広告経由は「認知→興味→信頼→行動」の教育プロセスが必要ですが、店舗経由はすでにサービスを体験済みのため、すぐにリピート促進に入れるのが大きな違いです。
まとめ
- 流入経路分析は「どの集客チャネルが最も効果的か」を可視化するツール
- 経路ごとに専用QRコード/URLを発行し、タグを自動付与して追跡
- 経路別のCVRとCPAを比較し、最もROIの高いチャネルに予算を集中
- 経路別にあいさつメッセージとシナリオを分岐させ、パーソナライズされた体験を提供
流入経路分析を使いこなすことで、「勘と経験に頼る集客」から「データに基づく集客」へシフトできます。限られた予算で最大の成果を出すために、流入経路分析は必須の機能です。
株式会社WEB FLEEK|中小企業のデジタルマーケティング支援に特化。LINE・広告・LP・SNSを組み合わせた集客設計で、限られた予算でも成果を出す仕組みづくりをサポートしています。
よくある質問(FAQ)
Q. 流入経路分析はLステップのどのプランから使えますか?
スタートプラン(月額2,980円)から流入経路分析機能を利用できます。作成できる経路数はプランによって異なり、スタートプランでは5経路まで、スタンダードプランでは無制限に作成可能です。まずは主要5経路(Web、Instagram、店舗、広告、その他)から始めましょう。
Q. 既存の友だちの流入経路は後から分析できますか?
残念ながら、流入経路分析は「経路別QRコード/URLを設置した後に追加された友だち」のみが対象です。設置前の既存友だちの流入経路は追跡できません。そのため、できるだけ早い段階で経路別URLを設置することが重要です。
Q. QRコードとURLリンクで計測結果に違いはありますか?
計測の仕組みは同じです。QRコードもURLリンクも同じ経路として記録されます。オフライン(店舗、チラシ)にはQRコード、オンライン(Web、SNS)にはURLリンクを使い分けるのが一般的です。同じ経路のQRコードとURLを別々に管理したい場合は、2つの経路を作成してください。